圧縮・解凍のなるほどなるほど1

●圧縮ができればファイルのサイズを小さくできます

例えばWindows95/98標準装備のお絵描きツール「ペイント」を使って描いた画像(拡張子.bmp)を保存しておくとサイズ(容量)が大きいので、数が増えてくるとハードディスクに負担がかかって(ハードディスクの空き容量が減ってくるわけですよね)きます。画像ファイルを圧縮ファイルにして(圧縮したら元の画像ファイルは「ごみ箱」に削除して「ごみ箱を空にする」の作業をしなければ、ハードディスクの容量は増えないけど)保存しておくと、ハードディスクの負担が軽くなります。ハードディスクの空きスペースで悩んでる人は、圧縮ツール(道具)を使いましょう。

●複数のファイルを一つの圧縮ファイルにできます

●アプリケーションソフトは圧縮してはいけません

●圧縮・解凍ソフトをいくつもインストールするのはやめましょう

「窓の杜」などから、フリーウェア(無料のオンラインソフト)の圧縮・解凍ソフトをいくつもダウンロードしてきてインストールするのは避けたほうがいいと思います。
例えば、最初にLHUT32をインストールして圧縮解凍していたとしますよね。
拡張子が.lzhのファイルは(関連付けがされてると)象さんマークののアイコンになってるから、ダブルクリックするだけでLHUT32が起動して圧縮ファイルの中身を見ることができます。別の圧縮・解凍ソフトをインストールすれば、もっと便利になるんじゃないかって考えて(そんな人いないと思うけど)「Vector」「エル・インターネット」「窓の杜」などのオンラインソフトがダウンロードできるサイトに行って(UNLHA32.DLLの作者Micco氏が作られた)フリーウェアの圧縮・解凍ソフトLHMELTをダウンロードしてきてインストールすると、(関連付けが変わって)拡張子がLZHの圧縮ファイルのアイコンがに変わってしまいます。LHUT32はどこにいってしまったのということ になって、いろいろと面倒なことになります。
同系統の圧縮・解凍ソフトは一つにしてください。
LHMELTLHUT32と同じぐらい圧縮・解凍に便利な道具です。でも、2ついっしょはだめですよ。

●解凍(.lzhと.zip)だけならLhasa(らさ)が無敵です

パソコン雑誌なんかを読んでると、WINZIP(ZIPファイルの圧縮・解凍ソフト・シェアウェア4000円)は、圧縮・解凍の必需品みたいなこと書いてることがあったりするけど、ZIPファイルの解凍だけに限っていえばLhasa(らさ)のほうがずっと簡単だと思います。だってZIPファイルをデスクトップにあるLhasa(らさ)のショートカットアイコンにドラック&ドロップするだけで解凍してくれるんだから(WINZIPより)簡単です。

●LZHファイルとZIPファイル

圧縮ファイルには、いろんな圧縮形式があるんだけれど、メジャーなのはLZHファイルとZIPファイルです。この2つの圧縮と解凍を知ってれば、ほとんど大丈夫だと思います。

LZHファイルは、日本で使われている標準的な圧縮・解凍形式です。
吉崎栄泰さんという人が最初に作ったフリーウェア(MS-DOS用)LHAで作る圧縮ファイルの拡張子が.lzhなのでLZHファイルって呼ばれるようになったんだって、で、そのLHAと同じ形式で圧縮・解凍できるWindows95用のLHUT32LHMELTなどのソフトなのかあ、ふぅーん、吉崎さんってすごい人なんだなあ。

ZIPファイルは、アメリカを中心に外国で使われている圧縮形式なんだって、Windows95ではファイルの拡張子が.zipになります。

日本でLHAの形式が普及したのは、圧縮・解凍ツール(道具)がシェアウェア(有料)のアメリカなどと違って、WINZIPなど他の圧縮・解凍形式と同等の性能を持ちながら、フリーウェア(無料)で公開されたからなんだって。

●1024B(バイト)が1KB(キロバイト)です

ファイルサイズの大きさはB(バイト)で表示します。

1024B(バイト)が1KB(キロバイト)

1024KB(キロバイト)が1MB(メガバイト)

1024MB(メガバイト)が1GB(ギガバイト)

●DLLファイル

LHUT32LHMELTのフリーウェアのオンラインソフトをインストールしても拡張子.DLLのUNLHA32.DLLがないと圧縮・解凍ができません、というメッセージが出ます。DLL(ディーエルエル・デル)って一体なんなんだ?

DynamicLinkingLibrary(ダイナミックリンクライブラリ)の略でDLL、Windows95でいろんな機能を拡張するために使われているのが、拡張子.dllのDLLファイルで、複数のアプリケーションで共有できるそうです。

UNLHA32.DLLは、MS-DOS用の圧縮ソフトLHAをWindows95で使えるようにしたDLLファイルなんだそうです。

●拡張子

拡張子というのは、ファイル名のピリオド「.」から後ろに付いてる半角3文字のアルファベットのことです。
ファイル名には好きな名前を付けることができますが、拡張子ファイル形式を表現するものなので、むやみやたらに付けたり変更することはできません。拡張子を変更すると、正常にファイルが読み込まれなくなったりしますから注意してください。

でも、この拡張子なんだけど、保存するファイル形式さえちゃんとしていれば、(ファイル名を付けるときも)拡張子をわざわざ付けなくてもWindows95が勝手に付けてくれます。

この他にも拡張子は、まだまだいっぱいあります。


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