国頭岬灯台
国頭岬灯台
国頭岬灯台(くにがみみさきとうだい)
航路標識番号:6964/国際航路標識番号:M4765.4/鹿児島県大島郡和泊町/位置:27 26.0N 128 42.7E
高さ:地上~頂部19m・水面~灯火40m/構造:白色 塔形 コンクリート造/初点灯:1973(昭和48)年2月12日
 沖永良部島(おきのえらぶじま)、その島の北東端、沖永良部空港に隣接して立ってる灯台です。
 国頭(くにがみ)は、九州本土より南の島での呼び方で、本土に一番近いことを意味する言葉です。
 沖永良部島は、1862(文久2)年、西郷隆盛が主君・島津久光の怒りにふれ島流しになった島です。
「おきのえらぶ」が正しい呼び方なんだけど、島の人達は「えらぶ」としか言わないんだよね。
もう何度も訪れている大好きな島です。
 隆起したサンゴ礁の岩に上がって灯台の点灯を待っていました。
夏の日の夕焼けが浅い緋色から濃い茜色へと変化していく自然美の様を
、 きっと感動のあまり口を半開きにして眺めていたと思います。
 夕焼け空をいっぱいに入れて、点灯した灯台をシルエットに、思い描いた絵のように撮れた1枚です。
(拙著「ニッポン灯台紀行」より抜粋)

 余談ですが、撮影後の帰り道、バケツをひっくり返したような夕立にあってズブ濡れになりました。
感動の夕焼けは、凄い夕立の前ぶれなんですね、好事魔多し?

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