留萌灯台(るもいとうだい) 売約済
留萌灯台
航路標識番号:0558/国際航路標識番号:M6960.6/北海道留萌市/位置:43 57.6N 141 38.7E
高さ:地上~頂部17m・水面~灯火58m/構造:白地に赤横帯3本 搭形 コンクリート造/初点灯:1966(昭和41)年3月
高橋灯台から留萌灯台へ
 1966(昭和41)3月、留萌港を見下ろす塩見町の高台に、光源として、高照度のキセノンランプを日本で初めて採用した留萌灯台が新設されました。
 留萌沿岸は「世界三大波濤」にも数えられているほど、特に冬季間の波風は激しく目標を失った船舶の海難事故が後を絶ちませんでした。入港する船舶の安全確保のために早急に沿岸灯台を整備する必要があったのですが、当時、街の財政事情は苦しくて灯台建設など到底不可能でした。
 そんな中、1952(昭和27)年に高橋九一さんという方が私財60万円を投じて、黄金岬に鉄骨やぐら造りの留萌灯柱(通称・高橋灯台)を建設され、現在のの留萌灯台ができるまでの間、留萌の海を守り続けました。そして役目を終えた高橋灯台は、現在2分の1サイズに縮小復元され「海のふるさと館」横に展示されています。
(拙著「ニッポン灯台紀行」より抜粋)

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