葛登支岬灯台(かっとしみさきとうだい)
葛登支岬灯台
航路標識番号:0012・国際航路標識番号:M6702・北海道北斗市葛登支岬
位置 41 44.5N 140 36.5E
高さ 地上~頂部16m・水面~灯火46m
塗色構造 白色 搭形 コンクリート造
初点灯 1885(明治18)年12月15日
日本で唯一の回転レンズ灯台
 函館から国道228号線、通称・追分ソーランラインを西へ、松前方面に向かう途中、
バター飴やクッキーなどで有名なトラピスト修道院の近くにあります。
 1885(明治18)年12月に木造鉄製造りの八角形灯台で初点灯、1950(昭和25)年に現在の灯台に改築されました。
 レンズが回転して明暗光を発する日本で唯一の灯台です。
 函館港に入港する青函連絡船をずっと見守り続けてきました。もちろん今も現役で元気に活躍しています。
 夏に訪れた時には、元気に吠えてた犬も今はもういない。国道のアスファルト以外は、一面の銀世界。路肩に車を停めた。
途中に江差農協で買った3500円の長靴で、雪を踏みしめながら灯台への道を登る。風が強い。雲の流れは速い。
夏にみつけた撮影ポイントに三脚を立てる。のど飴を口の中で転がしながら、夕焼けを待つ。
 夕焼け空にシルエット抜きで点灯した灯台、当初イメージした絵に、もう一つスパイスが加わりました、茜色の流れる雲、ニヤリ。
(拙著「ニッポン灯台紀行」より抜粋)

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